・・・今年もやって参りました。
高野さんお誕生日おめでとうございます!!!!!!!!!
今回は律っちゃんにデレてもらったんで、幸せなお誕生日&クリスマスを過ごしてください!
大好きだああああああああああああああああああああ
そしてやっぱりイケメェェェェェェェェェェェェェンンンンンンン!!!!!!
高野さんお誕生日おめでとうございます!!!!!!!!!
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そしてやっぱりイケメェェェェェェェェェェェェェンンンンンンン!!!!!!
今思えば、今日は朝からおかしかった。
「高野さん、おはようございます」
校了明けの翌日、
ここまでならいつものことだ。
「どうしたんですか、入り口で固まって?」
......小野寺が俺に笑顔で話しかけている。
いや、
何もないこんな日に、まっすぐ目を見て笑顔を向けられるなんて.
あり得ない。
「でも高野さんもう少し遅く来ると思ってました」
「あ.....あぁ、
「そうですね、体に気を付けてくださいよ」
......小野寺に体の心配をされた。
なんだこれは。夢か?
目が覚めたら修羅場とかいうオチはやめてくれ。
少し頬をつねってみたが痛みはある。
落ち着かない気持ちのまま、
そう、いつも通りのことだ。
深呼吸をしカバンから資料を取り出そうと手を伸ばすと、
「外寒かったですよね。コーヒー飲んで暖まってください」
.......小野寺が俺に笑顔でコーヒーをいれた。
やばい、もはや不信感しかない。
いつもなら仏頂面で目も合わせないままコーヒーを置いていくのに
少しの間呆けてしまっていると、
今エメラルド編集部にいるのは2人だけだ。
「ぷっ.....だからなんでさっきから固まってるんですか」
......小野寺が俺の前で笑っ...
だめだ。これでは仕事に集中できない。
「小野寺、俺に何か言いたいことがあるんじゃないか?」
「え?」
「だって....
「それは......」
自分でも残念な質問だと自覚はしている。
だが、なぜか俺の質問に顔を赤らめた小野寺は、
言葉を促そうと袖を引っ張ると口を手で覆いながら小さく呟いた。
「よ.....喜んでくれるかなって」
「....誰が?」
「っっ~!!だから、高野さんが喜んでくれると思ったんです!」
やけくそで叫んだと言わんばかりに耳まで真っ赤にしながらそう言
俺が喜ぶ?
「え...っと、なんで?」
「なんでって........高野さん、
「.....」
「その顔は忘れてたって顔ですね」
正解です。
大きくため息をついた小野寺は頭をかきながら言葉を続けた。
「
風船がしぼんだように「恥ずかしい....」
そっかぁ....俺のために。
誰かがこうやって自分のために考えて、
いつもはツンツンしているけど、
俺の心をこんなにも乱して、幸せにしてくれるのは....
「じゃあ今日は何やっても怒んないってこと」
「何やってもって....」
「じゃあとりあえず尻触っても「セクハラで訴えますよ」
しゃがみながら心底嫌そうな顔を向けられた。
まぁ、だろうな。
「.........じゃあ、キスしてもいい?」
「っ!それは......も....、ダメです」
キスもだめか。
さすがにハードルが高すぎたか。
内心がっかりしながらチャンスを有効に使おうと、
その時、
ちゅ
頬に柔らかい感触があたり、一気に現実に引き戻された。
「今日は俺からキスをするんで、だから.....ダメです」
「っっ!」
ハードルが高かったのは俺の方かもしれない。
「あと、今日は一緒に帰りましょうね」
不意打ちの笑顔に、心臓の鼓動がうるさいぐらちに体に響く。
「.......あぁ」
今日1日平常心でいられるだろうか。
デレた小野寺がこんなにも破壊力を持っているなんて知らなかった
情けなくもゆるんでしまう口元を隠しながらちらっと視線をむける
「高野さん、お誕生日おめでとうございます!」
fin
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