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世界一初恋にどっぷりハマッてる二次創作サイトです。
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セカコイの中で1番・・・・、いや春菊作品の中で1位を争うぐらいのドジっ娘が千秋ですね!
でもやる時はやるギャップが大好きですヽ(´▽`)/





~吉野千秋の場合~

「っ、いってぇぇー!」

料理の支度をしていると、吉野の仕事場から叫び声が聞こえた。
慌てて部屋に向かうと、左の指を抑えながら吉野が机の上に突っ伏していた。
「どうした!?」
「ひ 久しぶりに指切った・・・」
どうやらトーンを切るカッターで指を切ったらしい。

「・・・・・・舐めてやろうか?」

「っっは!?何言ってんだアホトリ!いいからそこのティッシュ取れ!」
「はいはい」
それだけ元気なら大丈夫だろ。
ティッシュを渡し、絆創膏を取りにリビングへ向かった。
昔から吉野のケガを治療するのが俺の役目だった。もちろん俺なりにケガをさせないように注意をはらってたつもりだ。だがこいつは才能と言ってもいいほどすぐ傷をつくってくる。心配するこっちの身にもなってほしい。
「吉野、絆創膏貼るからちょっとこっちに来い」
「はーーい」



ゴンっ!!



「いってぇぇぇぇぇ・・・!!」
「・・・・・・・・」
はぁー、とため息をひとつ。
呆れながら向かうと、足のスネを押さえてしゃがみこんでいた。
「今度はどうした?」
「す っすね・・・つくえにぶつけたぁ・・・」
「まったく、注意不足だ。ほら、原稿下に落としてるじゃないか」
「うー・・・いたいー。トリ・・・だっこぉ」
だっこって、お前は小学生か!?幼稚園児か!?

「・・・ほら、手のばせ」

でも断れないんだよな・・・。
はぁ、ケガばっかしてこういうやつのことなんて言うんだっけ・・・?

「とりぃー」

情けない声を出しながら立ち上がった吉野だったが。

「あ」

ツルっ!!
足下にあった原稿に滑ってバランスを崩した吉野が俺の方へ倒れてきた。

「千秋!」

でもすでに俺にも吉野のトラブル体質がうつっていたのだろ。

「え」

俺も原稿に足を滑らせ後ろに思いっきり転んでしまった。


ドスンッ!!

「いってぇぇ、バカトリぃ!お前まで転んでどうすんだよ~・・・、あほーばかーどじぃーー」

あー、そうか。
思い出した。

羽鳥の上でドンドン胸を叩く吉野を見ながら冷静に呟いた。

「ドジっ娘か・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・トリ、どっか頭打った?」



fin

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