律っちゃんは今でも学生の頃ぐらい天使でドジっ娘ですよね!!
~小野寺律の場合~
~小野寺律の場合~
ゴンっ!!
「いっっっ~!!!」
「・・・・・・」
前々から思ってたが・・・、なんでこいつはこんなにも物にぶつかるのだろうか。
目の前で思いっきり電柱に頭をぶつけた小野寺はあまりの痛さに声も出ず、その場にしゃがみこんでしまった。
確かに今のは痛そうな音だったが。
いちいち俺の言ったことに大げさ反応しないで前見て歩けばいいのに・・・、まぁツンツンしている所もかわいいんだけどな。
そういえば高校の時もこいつ学校の柱に頭ぶつけてたっけ。
思い出してつい笑ってしまう。
「ほら、大丈夫か?」
声をかけてもなかなか立ち上がろうとしない小野寺にしびれを切らし、腕を掴んで軽く引っ張る。
目の前に映るのは、涙目、、俺を見つめる瞳、真っ赤な顔、そして
「あちゃま いたいれふ・・・」
(頭痛いです・・・)
ムラっ
「・・・小野寺帰るぞ」
「う~、ひっぱらないでくらはいー・・・」
泣きながら頭を押さえる小野寺を連れ、いつもより早足で家に向かう。
あー、かわいすぎだろ!!
fin
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